北野 武さん「時効」 ★★★☆☆ 北野武 ロッキング・オン ・「俺、はなから権威ってのをバカにしてるから。どんな偉い人でも、子供作るときにチンポ勃って出したり入ったりやってるわけじゃない?それ、おっかしいと思うもん(笑)。そういうもんだから、人間なんて。」 ・金もねえくせに金持ちのフリする奴が一番下品だ。 ・結局、お金って遣う奴のスタミナっていうか、背負う力がねえとダメなんだよ。 ・俺、ものすごい運がいいと思うもん。お金に執着心が全然なくて、なおかつそのまま実際の生活もできるってことは、二つ同時に手に入れたわけだから。ありがたいなあと。 ・結局さ、諦める勇気がなけりゃいけないんだよね。自分の中で価値を外してしまうほうが生きやすいじゃない? ・勝った後のヴィジョンがないんだよね。ヴィジョンはないから、もう負ける、それしかないよね。 ・神だって人間が創り上げたもんだからさ。人間の理解の範囲でしかあり得ない。 ・とにかくリタイヤってのはしたくないんだ。だってさ、悠々自適って嘘だと思うもん、俺。はなから好きなことやってればいいじゃない?それで金貰えるのが最高に決まってんじゃない? 「武がたけしを殺す理由」 ★★★☆☆ 北野武(全映画インタヴュー集) ロッキング・オン ・「要するに哲学的に言えばだよ、“死ぬこと”が人間のいちばん平等なことだからさあ。死だけが平等だっていうだけだから」 ・「どうも今の感じでは世の中は、生きることに対しては異常に一生懸命じゃない?生きることと死ぬことっていうには常に相対してあるわけでさあ、フィフティ・フィフティでさ。だから一生懸命生きたら、死ぬこともそのぐらいのパワーで死なないといけないからさあ」 ・「一生懸命やるっていうことを間違えちゃうと、収縮することに一生懸命行っちゃうんだよね」 ・「一生懸命くたばることを考えるっていうことは、それは一生懸命生きることっていうさあ」 ・「そいういふうに動くべくして動いたんだこいつっていう感じあって。なんかどうも自分自身がやってんじゃなくて動かされてるんじゃねえかなあっていうか。だから最近、運命論者じゃないけどあんまり固執しないんですよ」 |